各種研究支援制度
補助金制度
同志社大学大学院心理学研究科では、研究科生の教育・研究に対してさまざまな角度からこれを助成し、よりよい教育を受け、研究に専念できるよう環境の充実を図っています。
研究科独自の補助金例
- 国内学会への参加にかかる交通費
- 学外共同研究にかかる交通費・宿泊費
- 各種コピーにかかる費用
- 刊行物の閲覧にかかる費用
- 論文の抜刷にかかる印刷費
- 海外学会への参加にかかる交通費
- 英文校閲費用
- 論文投稿料
※事前の周知なく変更する可能性があります。
充実した奨学金制度
同志社大学では、だれもが安心して学業に専念できるよう、同志社大学独自の奨学金を豊富に設けており、日本学生支援機構奨学金や民間・地方公共団体奨学金とあわせて総合的なサポートを行っています。
ポイント
- 給付制・貸与制(無利子)の奨学金が充実
- 採用実績・採用人数が多い
- 種類が豊富
- 複数の奨学金を受給可能
日本学術振興会(学振)における特別研究員制度について
特別研究員制度は、優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度です。
研究者としての道を歩むために必要なキャリア形成として、論文等の発表を重ね、博士学位を取得することはもとより、博士後期課程在学中に日本学術振興会特別研究員に採用されることが、研究職のポジションをステップアップさせる上で大きなアドバンテージになります。
特別研究員に採用されると、研究活動に専念できるよう奨励金が支給されるだけでなく、研究費が補助されることから、博士学位論文に必要なリサーチワークが大きく前進します。
今日では多くの大学院生が、特別研究員を研究職としてのキャリアの第1関門と捉え、採用を目指していることから、早期の段階から綿密な研究計画、実験計画を立て、着実に業績を上げていく必要があります。また計画的に研究を遂行するにあたっては、指導教員の先生等から受ける研究指導がますます重要になります。
学振採択者の声
尾崎拓さん(2015年度 DC1採択)
自分の研究と社会の関係を考えて発信することは、研究を続けるうえで今後ますます必要になってくるようです。というのも、自分の好きなことを好きなように研究をするためにはお金と時間が必要で、それらの資源をどこかから調達しなくてはならないからです。現在では、社会に自分の研究の価値を説明し続けることは、研究の一部になっていると思います。私にとって、特別研究員への応募は、自分の研究と社会の関係を考える最初の機会でした。
福田実奈さん(2016年度 DC2採択)
博士後期課程に進学し、研究者を目指すにあたって、研究への情熱はもちろん必要だと思います。しかし、それだけで研究に日々邁進できるかというと必ずしもそうではなく、先の見えない不安や金銭的問題から挫けそうになる時があります。私は博士課程の2年次から学振に採択して頂けたことにより、そのような憂い事が解消されました。また、金銭的にも時間的にも潤沢な、言い訳のできない環境に身を置くことで、特別研究員としての日々の研究活動に一層身が入ります。