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学部紹介 Faculty of Psychology

実証的視点と高度な知識を身につけ、社会に広く活躍する人材を育む。心理学部では、論理力、観察力、分析力を基盤に、具体的な現象に潜む普遍性を実証的に探求。
					あらゆる問題に照らし合わせ、社会に発信していく力を育みます。

学部概要

学部名称 心理学部
学位 学士(心理学)
学科構成 心理学科(一学科制)
入学定員 158名
設置場所 京田辺校地:京都府京田辺市多々羅都谷1-3

人材育成目的/各ポリシー

目指すべき人材(物)像
心理学部心理学科では、観察・分析力、論理力、発信力の育成を基盤に、実証的な姿勢で「人のこころ」にアプローチできる人材の養成を目指している。キリスト教主義の精神に基づく教育環境の中で培われる高度な専門知識と技能は、心理学の専門家として、また社会のさまざまな分野で、良心をもって活躍する有為な人材を育成するための素地となる。
ディプロマ・ポリシー
知識・技能
こころと行動の仕組みとその機能を解き明かすための実証的な研究法を身につけ、それによって得られた専門的知識を実社会に活かすための方法論を理解できる。
思考力・判断力・表現力
根拠となるデータに基づいて論理的に思考することにより、実証的な姿勢でこころと行動の問題にアプローチするとともに、その成果を的確に発信できる。
主体性・多様性・協働性
こころと行動を科学的に探求し、その知識を核とした幅広い教養を活かした他者との協働により、社会のさまざまな領域において貢献できる。
カリキュラム・ポリシー

2018年度以降生

こころと行動の仕組みとその機能を理解し、心理学の専門知識と技能、ならびにそれらを核とする幅広い教養を礎に広く社会において活躍できる人物を養成するために、特定の領域に極端に偏らない、学問的バランスの取れた必修科目と選択科目Ⅰ~Ⅲによって構成されるカリキュラムを設置する。また、選択科目Ⅰには領域に応じたA~E群を配置し、上記目的の達成を意図して、主要3領域に該当するA~C群からの等分な単位履修を義務付けている。

必修科目では、こころと行動の仕組みとその機能を理解し、広く社会で活躍できる人物を育成するための核となる専門的知識と技能(知識・技能)、科学的な姿勢(思考力・判断力・表現力)、ならびに社会への貢献を目指す態度(主体性・多様性・協働性)を身につけることを到達目標とし、1年次から4年次にかけて、講義ならびに少人数制の実習と演習をバランス良く組み合わせた授業科目42単位を履修する。

選択科目ⅠのうちA~C群では、心理学の各領域における知識を幅広く習得することを到達目標に、主に講義形式による授業科目を各群よりそれぞれ6単位以上履修する(知識・技能)。また、D群では、こころと行動を科学的に探求し、実証的にアプローチするための技能と態度の獲得を到達目標に、実習・演習形式を含む授業科目を選択履修し(知識・技能、思考力・判断力・表現力)、上記A~C群と合わせて計32単位以上を履修する。なお、幅広い知識の獲得とともに、目標志向的で体系的な学習を促進するために、選択科目Ⅰの必要単位数を満たし、かつ、A群、B群、C群のいずれかの同一群から12単位以上修得した場合には、履修領域に応じたコース認定を実施している(知識・技能)。

選択科目ⅠのうちA群では、神経・行動心理学に関する専門的知識の習得を到達目標に、2年次から4年時にかけて講義形式による授業科目を6単位以上履修する(知識・技能)。

選択科目ⅠのうちB群では、臨床・社会心理学に関する専門的知識の習得を到達目標に、2年次から4年時にかけて講義形式による授業科目を6単位以上履修する(知識・技能)。

選択科目ⅠのうちC群では、発達・教育心理学に関する専門的知識の習得を到達目標に、2年次から4年時にかけて講義形式による授業科目を6単位以上履修する(知識・技能)。

選択科目ⅠのうちD群では、心理学の各領域に共通する基礎から応用までの知識と技能をもとに、こころと行動の問題に実証的にアプローチする姿勢の獲得を到達目標に、1年次から4年次にかけて講義ならびに少人数制の実習・演習形式による授業を履修する(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性)。

選択科目ⅠのうちE群は、公認心理師の資格に必要な科目群であり、心理的支援の実践に関わる専門的知識と技能の習得と、実践に対して主体的に関わり協働する姿勢を獲得することを到達目標に、2年次から4年次にかけて講義ならびに少人数制の実習・演習形式による授業を履修する(知識・技能、主体性・多様性・協働性)

選択科目Ⅱでは、こころと行動の仕組みとその機能を理解し、広く社会において活躍できる幅広い教養を身につけた人物に求められる知識と態度の獲得を到達目標に、1年次から4年次にかけて講義形式を中心とした授業科目46単位以上を履修する(知識・技能、主体性・多様性・協働性)。

選択科目Ⅱのうち同志社科目と宗教学では、建学の精神とキリスト教主義の精神に関する基本的な知識の習得を通して、将来、心理学の専門家として、また社会のさまざまな分野で良心をもって活躍するに必要な素地の涵養を到達目標に、講義形式による授業科目4単位以上を履修する(知識・技能、主体性・多様性・協働性)。

選択科目Ⅱのうち保健体育では、保健体育に関する基本的知識と技能の習得を通して、健全な身体の育成と維持に関わる志向性を培うことを到達目標に、講義と実技形式による授業科目2単位以上を履修する(知識・技能、思考力・判断力・表現力)。

選択科目Ⅲでは、こころと行動の仕組みとその機能を理解し、広く社会において活躍できる幅広い教養を身につけた人物となるに必要な外国語の運用能力の獲得を到達目標に、1年次から4年次にかけて、全学共通教養教育科目の外国語教育科目から、英語8単位以上と英語以外の外国語4単位上の計12単位以上を履修する(知識・技能、思考力・判断力・表現力)。

アドミッション・ポリシー

心理学部では、心の仕組みに関する知識や技能を基礎から応用まで体系的に学び、論理的な思考とデータによる実証を重視する姿勢を身につけることで、習得した知識や技能を適切に運用し、心理学の成果を社会に向けて主体的に発信できるようになることを目的としています。心理学の専門家として、人の心に関心を持ち、心の問題に科学的にアプローチする能力を備え、現代社会のさまざまな分野において貢献できる人物の育成を目指しています。こうした観点から、心理学部では、次のような学生を求めています。

心理学部の求める学生像

知識・技能
心理学部では、基礎心理学と応用心理学のバランスの取れた教育を通じて、心や行動の仕組みと機能に関する知識と技術の習得を目指しています。そのため、文系・理系を問わず、幅広い基礎知識が求められます。特に、一般的教養知識の習得や心理学の専門知識を身につける上で必要となる、日本語と英語の読解能力・表現能力を備えた学生を求めています。
思考力・判断力・表現力
自らの主張や論理を組み立てる力、現象を客観的に観察・分析する力、そして、得られた実証データについて主体的に発信する力に優れた学生を求めています。これらの能力は入学後に培われますので、すべてを兼ね備えておく必要はありませんが、論理と実証を基礎とした科学的な心理学の探求に強い関心を持つ人物こそ心理学部の求める人物像です。
主体性・多様性・協働性
入学後は、同志社心理の伝統である「少人数教育」に基づいて、教員と学生はもちろん、学生同士もしっかりと向き合って学び合う機会が設けられます。そのため、他者と協働して社会における問題の解決を試みる行動力を持ち、社会のどのような領域でも活躍できるような幅広い関心やコミュニケーション能力を備えた学生を求めています。

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

英語
英語の基礎学力やコミュニケーション能力は、大学において広い範囲で一般的教養知識を深めるために必要です。また、心理学部では、心理学の最新の知識を得るために外国書や英語論文を読み込む機会も多くあることから、入学時より高い英語力が求められます。国際社会に貢献する人材となるためにも、高い英語の基礎学力や優れたコミュニケーション能力が求められることになります。
国語
国語の基礎学力は、講義やゼミで文献を読んだり、実験レポートを提出したりする際に必要な能力です。論文で書かれていることを正確に読み取り、自らの実験・調査で得られたデータについて正確な解釈を行うためには、高い国語の運用能力が求められます。また、結果を的確かつ正確に発信する表現力にも国語の能力が求められます。このような読解能力と表現能力は、社会のどのような領域においても根幹となる重要な力になります。
地理歴史・公民
現代社会で発生する多様な問題への感度を高め、理解を深めるには、歴史的な視点と社会情勢に関わる基礎知識を有していることが望まれます。このような知識や感性は、キリスト教主義を原点とした国際的な視点と結びつきながら、現代社会の諸問題を把握し、その解決を目指す行動力につながっていきます。
数学
心理学においては、統計学の手法や知識が求められます。必ずしも、これらを入学前に習得する必要はありませんが、数学的な論理的思考力を身につけておくことが望まれます。客観的な観察力や分析力の基盤といえる統計学の手法や知識は、メーカー、金融、商社、サービス、情報、公共など幅広い業界で有益なツールとなるでしょう。
理科
心理学の一般知識には、脳・神経科学、生理学などに関する分野が含まれます。理科、特に生物についての一定の基礎学力を有していることが望まれます。生物に関する知識は、物事の原理・原則を見抜く力、生命に対する倫理観を培うとともに、健康、保健、福祉、医療などの分野で活躍するための応用力につながります。

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