教員・卒業論文紹介Professors & Graduation thesis

あなたの知的好奇心に応える、心理学エキスパート。

杉若 弘子 教授

研究者データベース

専門領域臨床心理学、パーソナリティ心理学
担当科目パーソナリティ心理学、臨床パーソナリティ特論、心理療法特論 など
現在の研究テーマ
  • 個人と状況に応じたセルフ・コントロール
  • ソーシャル・サポートの授受に関する実験的検討
  • 心理療法に対する期待と好み
私にとって心理学とは行動の科学です。
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大学での学びは、あなたの働きかけ次第で如何様にも変化します。環境の中に存在する資源を探り当て,大いに活用して下さい。時には、頭のてっぺんから「ボォー」と汽笛が鳴り響くほどの「ひま」を感じてみるのもよいでしょう。ルールは破ってもマナーは守り、豊かな4年間にして下さい。

研究紹介

人と状況に応じたセルフ・コントロールを探る

目標達成に向けて自分の行動を制御する「セルフ・コントロール」の力は、多様な生活場面の適応度に結びつくことが知られています。「(望ましくない)行動の抑制」と「(望ましい)行動の促進」という2つの役割をもつセルフ・コントロールを、状況に応じて、その人に合った方法で適用するためのサポートを目指します。

ゼミ紹介

めざすのは、テーラー・メイドな臨床実践。

人と環境の相互作用に注目して、実証性を重視する行動臨床心理学、心身の健康と疾患の予防や治療を支援する臨床健康心理学の立場から、日常場面における効果的な行動マネジメントの方法やコミュニケーションと適応の関係について検討しています。また、「人によって異なる」という個人差に注目した検証を重ねることにより、テーラー・メイドな臨床実践につながる情報収集を行います。ゼミ生の関心や発想を手がかりにディスカッションを重ね、基礎研究と臨床・応用実践をつなぐ研究を目指します。

論文テーマ例

卒業論文

  • 食生活改善のためのセルフ・コントロール:積極的アプローチと抑制的アプローチの比較
  • セルフ・コントロールにおける他者の存在
  • アサーション・トレーニング実施前のウォーミングアップの効果
  • ソーシャル・サポートの授受:他者からのサポート提供量が本人のサポート行動と認知に及ぼす影響
  • 受傷アスリートにおける「リハビリ日誌」の有効性:トレーニング参加と自己効力感への影響

修士論文

  • 改良型セルフ・コントロールにおける抑制的アプローチと積極的アプローチ
  • アサーションに影響する認知的変数と行動化の効果:4つの自己表現を指標として
  • 反すう傾向の高さに注目した予防的マインドフルネス・トレーニングの効果検討

博士論文

  • マイクロカウンセリングによるカウンセリング技法の習得:モデリングと言語化の役割

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