教員・卒業論文紹介Professors & Graduation thesis
あなたの知的好奇心に応える、心理学エキスパート。
興津 真理子 教授

| 専門領域 | 家族心理学、臨床心理学 |
|---|---|
| 担当科目 | 家族心理学、心理実習、臨床心理査定演習 など |
| 現在の研究テーマ |
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| 私にとって心理学とは | 「生きること」のそばにある学問 |
| メールアドレス | ![]() |
Message
わたしたちは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。
(ローマの信徒への手紙 5:3-5)
苦難に出会うことは恐ろしく、できれば避けたいと思うものです。しかし、なんとかしようとする努力の過程には忍耐があり、練達があり、それらは失望に終わることはない。そう信じて生き、研究、実践の道を歩む仲間を待っています。
研究紹介
家族を知ることが個人と社会をつなぐ臨床力の鍵になる
不登校になったり非行に走ったりと不適応を起こした子どもに対するケアが必要であることは言うまでもありません。しかし一方で、このような不適応状態に陥らないために学校環境を整えたり、子どもの社会的能力を高めたりする開発的・予防的な支援を行うことも重要です。このようなプロアクティブな生徒指導につながる研究に取り組んでいます。

ゼミ紹介
家族メンバー間(親子、きょうだい、夫婦など)の
よりよい関係性について探求する
興津ゼミでは「家族」をテーマに親子、きょうだい、夫婦などの関係を臨床心理学的に探究しています。祖父母やペットも含めて家族として検討する場合もあります。家族は人間にとって最初に体験する社会ですので、家族での体験はその後の家族以外の対人関係にも影響を及ぼします。どのような体験がよい影響をもたらすのか、どうすればメンバー間で信頼関係を構築できるのか、また、家族にとっての課題(例えば誰かが亡くなること)を乗り越えることに必要な心理的支援などについて検討しています。

論文テーマ例
卒業論文
- 家族造形法を用いた事例検討によるIdentified Patientへの共感的理解の効果に関する研究
- 家族造形法の実施による大学生の両親に対する意識の変化の調査
- 親から受けた非明示的な期待が他者の本心の反すう・曲解傾向に及ぼす影響
- 夫婦間の信頼感と支持的関わりが子どもの将来の結婚対象に期待する性格特性に及ぼす影響
