教員・卒業論文紹介Professors & Graduation thesis
あなたの知的好奇心に応える、心理学エキスパート。
毛利 真弓 教授

| 専門領域 | 犯罪心理学、臨床心理学 |
|---|---|
| 担当科目 | 犯罪心理学、臨床心理面接特論、犯罪心理学特論 など |
| 現在の研究テーマ |
|
| 私にとって心理学とは | 変えられることと変えられないことを見分ける知恵 |
| メールアドレス | ![]() |
研究紹介
次の被害を減らすために加害をした人の回復を支援する
非行・犯罪をした人の回復における大きな障壁は、偏見と処罰感情により「支援を受けるべき人」とみなされないことです。厳罰や施設への収監だけで再犯を防ぐことはできません。過去は変えられませんが、一人の加害者の支援は未来の被害者の発生を防ぐという発想の下、暴力のない社会を目指し、加害をした人への適切な査定と回復の場づくりを実践・研究しています。

ゼミ紹介
非行・犯罪行動をした人の回復支援を通して、
自分を知り、自分のいる社会を考える。
臨床心理士/公認心理師として犯罪加害者の査定や処遇を実践・研究している毛利先生。加害に至るプロセスや回復を理解することは、他者を通して自分と自分のいる社会を知ることでもあるといいます。ゼミでは被害と加害の連鎖、加害の理解などをテーマに異なる意見の人と議論することを大事にしています。
卒業研究は、犯罪行動に範囲を限定せず、関心が似通った人たちでチームを作り、ゼミ生同士で話し合い、互いをサポートしながら進めていきます。

論文テーマ例
卒業論文
- 加害者の子どもに対する連合的スティグマを増大させる要因の検討
- 薬物依存症者に対する社会的距離を低減させる要因の検討
- 社会関係資本と主観的幸福感が攻撃性に与える影響
修士論文
- 愛着スタイルが市販薬及び処方薬による過量服薬の重症度に及ぼす影響-援助要請行動,孤独感を媒介したモデルの検討-
- 性体験調査短縮日本語版の開発および信頼性と妥当性の検討
