【登壇者(敬称略)】
ご案内 :武藤 崇(同志社大学心理学部教授)
基調講演:早坂 文彦(日本基督教団西仙台教会牧師)
指定討論:小原 克博(同志社大学神学部教授)
指定討論:青山謙二郎(同志社大学心理学部教授)
【日時など】
日時 :2017年8月27日(日)13〜17時
場所 :同志社大学今出川キャンパス
良心館地下階2番教室
参加費等:無料・申込不要
【企画概要】
近年,欧米においては,牧会カウンセリングに,実証に基づく科学的な臨床心理学や心理療法の知見が応用されるようになりました。そこで,本シンポジウムは,そのような動向に対する日本における可能性について討論し,今後の課題を明確にしていくことを目的としています。
まず,日本におけるこの新分野での先駆的なお仕事なさっている,早坂文彦先生(日本基督教団西仙台教会牧師・農村伝道神学校スクール・カウンセラー)をお招きして,牧会カウンセリングにおけるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の可能性について,基調講演をしていただきます(ACTとは,慢性疼痛,うつ病,不安症,強迫性障害などに効果があるということが実証されている,最新かつ科学的な心理療法の1つです)。つぎに,早坂文彦先生,小原克博先生(同志社大学神学部・教授/同志社大学良心学研究センター・センター長),青山謙二郎先生(同志社大学心理学部・教授),武藤崇(同志社大学心理学部・教授/同志社大学実証に基づく心理・社会的トリートメント研究センター・センター長)によるパネル・ディスカッションを行います
(タイム・スケジュールにつきましては,以下をご覧下さい)。
牧会カウンセリングと科学的心理療法との関連だけでなく,宗教と科学の建設的な連携について興味・関心のお持ちの方も,是非ご参加ください。
【タイム・スケジュール(以下,敬称略)】
13:00 – 13:45 本シンポジウムの企画説明およびACTの概略説明(武藤)
14:00 – 15:30 <基調講演>牧会カウンセリングにおけるACT(早坂)
15:45 – 17:00 <パネル・ディスカッション>(早坂,小原,青山,武藤)
【参考文献】
早坂文彦(2016). 牧会カウンセリングにおけるACT応用に関する試論.
宮城學院女子大學研究論文集, 122, 59-80. https://www.mgu.ac.jp/main/educations/library/publication/kenkyuronbun/no122/04.pdf
Knabb, J. J. (2016a). Acceptance and Commitment Therapy for Christian clients: A faith-based workbook. Routledge.
Knabb, J. J. (2016b). Faith-based ACT for Christian clients: An integrative treatment approach. Taylor & Francis.
Nieuwsma, J. A., Walser, R. D., & Hayes, S. C. (2016). ACT for clergy and pastoral counselors: Using Acceptance and Commitment Therapy to bridge psychological and spiritual care. Context Press.
Worthington, E. L., Johnson, E. L., Joshua N. Hook, J. M., & Aten, J. D. (2013). Evidence-based practices for Christian counseling and psychotherapy.
IVP Academic.
【お問合せ先】
同志社大学実証に基づく心理・社会的トリートメント(WEST)研究センター(E-mail: rc-west*mail.doshisha.ac.jp/ *を@に変換したものがメールアドレスになります)http://rc-west-doshisha.jp/
【主催】
同志社大学実証に基づく心理・社会的トリートメント(WEST)研究センター
【後援】
同志社大学良心学研究センター
同志社大学心理学会 |