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就職・進路Career

多彩な分野への就職・進学が可能です

学校教諭免許や認定心理士などの資格取得、企業や公務員など、幅広い業界への就職実績があります。
また、高度な知識と技術を学ぶ大学院への進学、その専門技能を活かした心理家への道もあります。

Career Story:梅村 友輔 さん

梅村友輔さん
医療法人財団 医道会 稲荷山武田病院
心療内科 臨床心理士
梅村 友輔 さん 2012年卒業
(心理学部心理学科)

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チーム医療に必要とされる
臨床心理士になりたい。

高校時代人を支える仕事にやりがいを感じた。

高校時代は軽音楽部と同時に文化祭等の行事の実行委員会にも所属していました。舞台の表に立つ演奏活動より、その舞台を裏でサポートする企画・運営のような人を支えることにやりがいを感じていました。同じ頃テレビ番組を通して心理学という学問を知り、その心理学の応用によって人を支えるカウンセラーという職業に興味を持ったことで、同志社心理を志望するようになりました。

大学在学中/就職活動同志社心理のしっかりとした学びが知見を広げてくれた。

もともと臨床心理学に興味を持って入学しましたが、同志社大学は基礎心理学、実験心理学が充実しているので、臨床だけでなく幅広い知識を学ぶことができました。大学院に進学した後は臨床心理学が主となりましたが、学部で学んだことを活かし、発想が偏らないように常に心がけていました。

ひとえに臨床現場と言っても医療・教育・司法とさまざまな分野があり、その現場によって業務内容も多岐に渡ります。学部、研究科を通して実際に患者さんに接する機会や、現職の方々の話を聞く機会があったことは、進路を考える上でも貴重な経験でした。医療現場に興味を持ったこと、その中でもさまざまな科に関わることが出来ることから、総合病院である今の勤務先を志望しました。心理士としての専門業務を基本としながら、その他に緩和ケアや糖尿病治療、心臓リハビリテーションのチームにも参加するため、他職種の方と関わる機会が多く、とても刺激になります。同志社心理で基礎知識や研究法や臨床での実践などをしっかり学べたおかげで、臨床心理士の専門医療にもチーム医療にもその知識が活かせています。

現在患者さんの問題の解決に貢献していると感じられる仕事。

普段は心療内科でカウンセリングや心理検査といった業務に携わっていますが、当院がチーム医療にも力を入れているため、医者や看護師をはじめ多様な職種の方とチームとして患者さんに関わることがあります。中でもカンファレンスでは、一人の患者さんについて、さまざまな分野の専門家がそれぞれの立場から意見を交換します。私も臨床心理士として、心理学の観点から原因が不安や焦りにあるのではないかといった意見を出すなど、患者さんが抱える問題の解決に貢献しています。多岐に渡る医学的な知識が必要で、勉強不足を痛感させられることもありますが、幅広い分野の新しい知識を学ぶことに喜びも感じます。

知識や技術はもちろんですが、自らの心に対しても日頃から研鑽を積むことを心がけています。話を聞いていると、聞いている側である自分自身の感情が動くことがあります。患者さんと向き合うためにも、なぜ動いたのか、患者さんと接する上でどのような影響を及ぼしているのかなど、自分の心の動きを常に考慮しておかなければなりません。それは学生時代にも先生方から再三言われていたことでした。人の心に対して明確な正解があるわけではないため、知識を総動員し客観的な視点を意識しながら、患者さんとともに歩んでいく姿勢が常に求められます。

これからのビジョン

フラットな姿勢で必要とされる臨床心理士に。

チームで認められ、求められる心理士になるためには、まず臨床心理士の役割を知ってもらうこと、そしてカウンセリングのスキルを磨くことで実績を積み、信頼されることが大切です。また、チーム医療の中では心理学の専門家としての意見が求められるとは言え、普段使っている専門的な言葉だけでは他職種の方には伝わりません。もちろんそれは患者さんにとっても同じです。専門家としての資質を養いつつ、フラットな言葉、フラットな発想を持ち続けられるような臨床心理士であることを心がけていきたいと思います。

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