こちらに共通ヘッダが追加されます。

【追悼】心理学部教授 佐藤 豪先生

追悼 佐藤  豪先生

 

同志社大学心理学部教授 佐藤 豪先生におかれましては、2021年7年18日(日)に66歳で永眠されました。

謹んで哀悼を捧げます。

 

 故 佐藤 豪先生は、1997年に同志社大学文学部文化学科心理学専攻の助教授としてご着任され、現在に至るまで、文学部(文化学科心理学専攻および心理学科)そして心理学部の教員として重要な役割を担ってこられました。特に、心理学部の設立に合わせて誕生した心理学研究科(大学院)臨床心理学コースおよび同志社大学心理臨床センターの立ち上げに多大なる貢献をされました。また、同志社大学カウンセリングセンター所長、同志社大学感情・ストレス・健康研究センター所長を何年にも渡りお勤めになりました。さらには、2013、2014年度の2年間は、心理学部長もお勤めになりました。その他にも、同志社大学および心理学部(文学部時代も含め)において、さまざまな重要な役職をご歴任なさり、そのご業績は枚挙に暇がありません。まさに、現在の同志社大学心理学部の礎を築いた先生のお一人でいらっしゃいました。

 

 佐藤先生のご専門の研究分野は健康心理学であり、特に、ストレス、アレキシサイミア、タイプA行動パターンなどについてのご研究を精力的になさっておられました。また、日本心理学会理事、日本健康心理学会常任理事、日本ストレスマネジメント学会理事など、日本における重要な心理学系学術学会の円滑な運営にも多大なる貢献をされました。さらには、精力的に後進の指導にも当たられ、先生のご指導のもとで学位(修士、博士も含む)を修められた方は多数おられます。そして、その方々が各学会で顕著なご活躍をなされ、重要な役割を担っておられます。以上のことからも、佐藤先生は、日本の心理学の発展に重要な役割を果たされたと言えるでしょう。

 

 佐藤先生、長きに渡り、同志社心理、そして日本の心理学ためにご尽力くださいまして、ありがとうございました。ここに深く哀悼の意を表し、あわせて生前のご業績に心より敬意を表します。

 

 

武藤 崇(同志社大学心理学部長)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ページトップへ