関西女学院短期大学研究紀要, 1994, 第7号, 131-141.情報処理教育におけるソフトウェア間干渉の問題について
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抄 録 :
パーソナルコンピュータを用いた情報処理教育において、複数のソフトウェア実習を継時的に行う場合、先行する ソフトの学習が後続するソフトの学習に対して促進因となったり妨害因となったりする。本研究では質問紙と実技試験を 用いて、主観的な促進や妨害の程度が後続ソフトの学習到達度とどのように関連するのかを検討した。先行ソフトは 日本語ワードプロセッサ「一太郎ver.3」、後続ソフトは表計算ソフト「Lotus 1-2-3ver.2.1J」であった。分析の結果、 (1)主観的促進度の高い受講者は比較的、後続ソフトの実技成績が優れていること、(2)主観的妨害度は実技成績に 影響しないこと、が示された。 |