ISBN978-4480064493

ちくま新書

安全。でも、安心できない…
信頼をめぐる心理学

  リスク社会の不安の正体
  「なぜ、安全がそのまま安心につながらないのか」
  「安全と安心の関係はどうなっているのか」
  安全と安心の問題に適切に対応するため、実践なアドバイスを提言


凶悪犯罪、自然災害、食品偽装、BSE……。これらのリスクを目の前にしたとき、正しく行動するには、いったいどうすればいいのか?  データや事実を積み上げて「安全」であることを頭では理解したとしても、それだけでは「不安」は消えないし、相手を信頼することもできない。 必要なのは、理性と感情のメカニズムをふまえた信頼のマネジメントなのだ。不安社会を適切に生きるための実践の書。


第1章 「安全」だけでは足りない!」
第2章 信頼の心理学
第3章 信頼のマネジメント
第4章 価値観と信頼感
第5章 感情というシステム
終章  「使える」リスク心理学へ